国保日高総合病院で2日、御坊保健所主催のひきこもり研修会が開かれ、シンポジウム形式で自身もひきこもり経験のあるメンタルサポーター4人の意見発表が行われた。
紀中・紀南地方では初めてとなるひきこもり回復支援の拠点づくり、NPO法人「ヴィダ・リブレ」の設立準備を進めている精神科医宮西照夫さん(68)らが講師となり、ひきこもり状態にある当事者とその家族、市町の保健、福祉関係者ら約90人が参加した。
シンポジウムでは、現在、宮西さんの下で、ひきこもり状態にある若者と接しているメンタルサポーター4人が意見を発表。紀の川病院(岩出市)のひきこもり専門ショートケアにかかわっているサポーターは、「自分は仕事として仲間づくりをしている意識はまったくありません。大切なのは(当事者と)同じ目線で何かを楽しみ、何でもオープンにして話すことで、私の場合は、以前の自分は絶対にできなかった嫌な過去も話すうち、相手が心を開いてくれました」と述べた。その当事者とは最近、2人で居酒屋へ行くほど仲よくなれたという。

