御坊市の塩屋小学校(板垣和成校長)5年生22人が29日、北塩屋地内の田んぼに自分たちで作ったかかしを立てた。
 総合学習と社会科の一環で、毎年5年生が田植えから収穫までもち米作りに取り組んでいる。稲は順調に育っており、スズメなどに食べられないようにと、持ち寄った古着などを使い、近くの農業山田長政さん(72)と浜田信矢さん(67)に教えてもらってかかしを手作り。2人1本ずつ合計11本を完成させ、この日は田んぼの周りや中央に立てていった。
 松山晃大君と中村壮太君は「かかしにびっくりして鳥が逃げてほしい。収穫まで見守ってね」と願いを込めて話していた。