一般財団法人和歌山県書道資料館主催、第23回書写書道作品展は7日間にわたって和歌山市西汀の同館で開かれ、日高町高家の戸根書道教室(戸根弓佳さん指導)から森口果凛さん(名田小2年)が幼小学低学年部門で最高の知事賞を受賞した。昨年は県書道教育連盟賞を受けており、念願のランクアップに「うれしいです」と笑顔を見せている。
 ことしの出品点数は、幼小学低学年・小学中学年・同高学年・中学生・高校生の5部門で合わせて5855点。この中から特別賞105点を選出し、知事賞はじめ各賞を決めた。
 森口さんは保育園年中児のころから書道を習っており、今回は「ビル」の2文字を力強く書いて見事最高賞に輝いた。指導の戸根さんは「習い始めの頃からとにかく練習熱心で、人一倍多くの枚数を書いています。今回も相当たくさん練習してから出品しました。力強い線で、しっかりした字が書けたと思います」と評価。森口さんは「硬筆より毛筆の方が好きです。『ル』の払いの部分が難しかったけど、きれいに書けました。去年も表彰してもらってうれしかったけどもっと大きな盾をもらいたいと思ったので、今年はもらえてうれしい。家族にもほめてもらいました。これからもおけいこをもっともっと頑張ります」と、贈られた賞状と盾を手に笑顔で話している。