全国中学校体育大会第44回全日本中学校陸上競技選手権大会は19日から22日までの4日間、熊本県民総合運動公園陸上競技場で開かれ、男子砲丸投げで大成中3年の井戸良君(14)が見事5位入賞を果たした。同大会で日高地方勢が入賞するのは10年ぶり。決勝では和歌山県の中学校記録を25㌢塗り替える14㍍69をたたき出す会心の一投を見せ、賞状を手に喜びを爆発させた。
予選を14㍍11の9位で通過した井戸君。6投の試技で争う決勝では1投目に最高記録の14㍍69をたたき出した。「投げた瞬間、これは(自己ベスト、県中学校記録更新まで)いった」と感じたという会心の一投。約1カ月前に記録した自己ベストを一気に53㌢塗り替えるとともに昨年、速水雷太選手(当時湯浅中)が樹立した県中学校記録を大幅に更新し、「大舞台でずっと抜きたいと思っていた県中学校記録を塗り替えられてうれしい」と喜びを爆発させた。
173㌢・96㌔の井戸君だが、決勝進出13選手では「一番身長が低く、体型もスリムな方だったと思います」。全国各地から集まった強豪選手より体格で劣る中、「より砲丸に力が伝わるように重心を低く」などをポイントにフォームの改善に努めてきた成果を見事に大舞台で発揮した。
日高地方勢の入賞は2007年、大﨑かなさん(当時南部中)の女子砲丸投げ2位以来10年ぶりで、「ぎりぎり入賞できるかどうかと思っていたので、5位に決まったときはびっくりでした」と笑顔いっぱい。今シーズンは円盤投げでも県中学校記録を樹立するなど活躍が続いており、今後についても「砲丸投げでは、秋の国体に出られれば15㍍超えと、もう1回入賞できるように頑張りたい。円盤投げでは、いま全国ランキングが5位なので10月のジュニアオリンピックで3位入賞を目指していきたい」と一層の飛躍を誓った。
男子砲丸投げには地元から小林聖君(南部中2年)も出場したが、12㍍55の記録で予選通過はならなかった。

