昨年度からオリジナル体操の制作に取り組んでいる御坊市は23日に官民でつくる制作委員会を開き、完成した歌とメロディー、振り付け案を初めて披露した。歌は3番まであり、農産物、海産物、祭りを盛り込んだ御坊らしい歌詞に親しみやすいリズムの曲をつけ、振り付けは子どもからお年寄りまで誰でも気軽に楽しめる内容に仕上げた。委員からも好評で、歌詞と振り付けはそのまま、ボーカルの人数を一部アレンジし、10月下旬に完成させる。
認知症施策では全国先進地の御坊市は、介護予防にも力を入れていこうと、2015年度策定の第6期介護保険計画に健康体操の制作を盛り込んでいた。15年度末に庁内の職員でワーキンググループを作って検討を重ね、「せっかく作るのなら、子どもからお年寄りまで誰でも楽しめる体操にしよう」と市民全員の健康増進へ向け、昨年度から官民で制作委員会を発足して体操の方向性などを話し合ってきた。歌詞は一般から公募し、応募作品の中から御坊らしいキーワードを抽出。市介護福祉課の丸山雅史さんが作曲・ボーカル、同課の谷口泰之さんが編曲。振り付けは「歌って笑って楽しい健康づくり研究所」のくわばらりみさんが担当した。
歌の1番は日本一のスターチス、イチゴ、スイカなど農産物、2番は日高港クルージング、アジ、タチウオ、ナガレコなど海の幸、3番には獅子舞、四ツ太鼓、屋台などみんなが大好きな秋祭りを盛り込み、ご当地感たっぷり。「ええわらよ」「いこらよ」の方言もさりげなく使っている。曲は、丸山さんと谷口さんが「覚えやすくて、耳に残るよう心がけました」といい、明るく元気が出る仕上がり。最も重要な振り付けは、子どもからお年寄りまで誰でも簡単にできるグー、パーの手の動き、転倒予防の力を付ける横への動き、3番は祭りをイメージして神輿を担ぐ運動を取り入れた。
委員全員でも踊りを実践し、「覚えやすく、御坊らしさも出ている」「保育園の朝の体操に取り入れては」「予想以上にいい仕上がり」と絶賛。歌詞、メロディー、振り付けはこのままで、ボーカルについては「女性とのデュエットがいいのでは」「方言の部分は子どもたちの声にしては」などの意見があり、数パターン作り、歌のタイトルも含めて10月26日の委員会で決めることにした。介護福祉課の田中孝典課長は「選考委員や歌詞に応募していただいた人ら多くの皆さんのおかげでいい体操に仕上がっています。年内には完成させ、普及していきたい」と話している。

