第66回近畿中学校総合体育大会ソフトテニス競技が9、10日に京都の山城総合運動公園テニスコートで開かれ、団体では印南の女子が準優勝、男子も3位に入る健闘をみせ、初の男女そろっての全国大会出場が決まった。個人でも男子で印南の鈴木秀幸・小原雅也組が準優勝、女子の印南の林李々花・畑中望来組と嶋田実南・樫尾陽和里組がベスト8まで進出、全国切符を手に入れた。
 近畿大会には男女とも個人48組、団体12チームが出場。団体は3チームの予選リーグを行い、各リーグ1位の4チームで決勝トーナメントが行われた。
 印南男子は準決勝で上宮(大阪)に0―2で敗れたが、3位決定戦で大津(兵庫)に2―0で勝利し、23年ぶりに全国切符を獲得。女子は準決勝で甲賀(滋賀)を2―0で破り、昇陽(大阪)との決勝は0―2で敗れたが、2年連続の全国出場となった。男女そろっての全国出場は初めて。
 個人は3組ずつに分かれて予選リーグを行い、予選1位のペアが決勝トーナメントへ進み、ベスト8までが全国大会へ出場できる。男子は印南の鈴木・小原組が準々決勝で香芝北(奈良)のペアを4―0、準決勝で西和(和歌山)のペアを4―2で下し、広畑(兵庫)のペアとの決勝は2―4で惜しくも敗れた。女子は印南の嶋田・樫尾組、林・畑中組がどちらも8強入りで全国大会出場を決めた。
 鈴木・小原組は「近畿では団体、個人のどちらも優勝に届きませんでしたが、全国では両方優勝したい」。女子の嶋田・樫尾組は「個人では初めての全国大会出場なので1つでも多く勝ちたい」、林・畑中組は「個人戦ではベスト8まで入りたい」と話している。
 全国大会は今月19・20日に長崎市総合運動公園かきどまり庭球場で開かれる。