地域活性化に一役買おうと、日高町池田出身で和歌山大学教育学部4年生の小畑亮介さん(22)らが、8月19日午後2時から、日高川町和佐のかわべ天文公園で黒竹の水鉄砲を使った「水かけ祭り」を初企画した。原谷特産の黒竹とタイの「ソンクラーン(水かけ祭り)」を融合させたユニークなイベント。運営資金集めは、話題のクラウドファンディングを活用している。
小畑さんは勉学に励む傍ら、和歌山市内で親子向けに段ボール秘密基地やチャンバラ大会など、100人規模のイベントを開催している。そんな中、夏の盆踊りなどを行っていた地元池田の青年部が人員不足で解散したことを知った。自身も高校生の時には部員として活動していたが、大学生になってあまり参加できていなかったことを後悔。地元のために何か面白いことはできないかと考えていた。
水かけ祭りは、小畑さんを委員長とする「黒竹ソンクラーン実行委員会」が主催。ほか委員は、同じような活動を通じて知り合った有田市出身の和高専学生や10代の社会人ら3人。親子で楽しめるイベントにするとともに、原谷の伝統工芸品の黒竹を広く知ってもらうのが目的。また、その和高専学生が留学推進団体「和歌武者」の代表も務めている関係で、タイの文化を知ってもらおうと、黒竹の水鉄砲を使ったソンクラーンを開催することになった。ソンクラーンはタイの旧正月に行われる世界最大級の水かけ祭りで、この言葉には「敬意を払う」という意味もあり、親子の絆を再確認するイベントとしては、もってこいだという。
参加対象は小学生以下と親。参加費は2人3000円、3人4000円。申し込めばイベント当日、水鉄砲キットと鉢巻、頭に付ける「ポイ(金魚すくいで使う紙製の網)」を配布。黒竹の水鉄砲を手作りしたあと、青と赤のチームに分かれて合戦を行う。水鉄砲で頭に付いたポイを狙うゲームとなる。このほか、会場では水風船ドッジボールや段ボールでのウオータースライダーなども行う。当初、開催場所は日高町内を検討したが、最終的に芝生のあるかわべ天文公園となった。
イベントの開催に向けてはクラウドファンディングを活用しているのも大きな特徴。インターネットで資金提供者を広く募集する方法で、小畑さんが「地域に人がなく、お金もないなら」と考え専用サイトに登録。「イベント開催にクラウドファンディングを活用すること自体が、地域のPR、活性化につながる可能性があるのではないか」と期待している。黒竹の提供に協力している㈲金﨑竹材店の金﨑弘昭さん(29)も「私自身も黒竹のPRへいろんなイベントに参加しており、今回、縁があって水かけ祭りを開催してもらえることはありがたい。黒竹の水鉄砲を作るのは初めてで、小畑さんもクラウドファンディングを活用するのは初めてだが、イベントが成功してくれれば」と話している。
参加申し込みや資金提供はインターネットで「黒竹 ソンクラーン」を検索、または専用QRコード=写真下=からアクセスすればよい。資金提供は、黒竹の箸やボールペンなどを購入する形で行う。問い合わせは小畑さん℡090―7750―1355。

