JICA(独立行政法人国際協力機構)の青年海外協力隊として、近く県内から新たにアフリカやアジアの国に派遣される4人に対し、わかやまJICAボランティア応援団が県産品等を詰め合わせた「わかやま隊員応援セット」をプレゼントした。梅干しやしょうゆ、まぐろの缶詰め、蚊取り線香など15種類の産品等があり、日高地方では御坊市の大洋化学㈱(上西一永代表取締役)がダニ粘着シートを提供している。
JICAはアジアやアフリカの開発途上国に青年海外協力隊(20~39歳)、シニア海外ボランティア(40~69歳)などのボランティアを派遣。青年海外協力隊は原則2年、各国の要請に応じて土木や農林水産、保健・医療など自身の技術を生かした支援を行う。
今回、和歌山県から出発する2017年第1次隊は、田辺市出身でサモアに派遣される小学校教諭の根岸浩章さん(25)、有田川町出身でラオスに派遣される細田実香さん(31)ら男性1人、女性3人。今月20日にはJICA関西の田和正裕次長、わかやまJICAボランティア応援団の堀寿恭事務局長らとともに県庁に下宏副知事を表敬訪問し、それぞれがボランティアとしての思いや決意を述べた。
わかやま隊員応援セットは、県内の応援団協力企業やJICAボランティアのOBが勤めている企業などが商品を提供。築野食品工業㈱(かつらぎ町)の「米糠石けん イナホ」、ライオンケミカル㈱(有田市)の「ライオン蚊とりせんこう」、中田食品㈱(田辺市)の「梅ぼし 田舎漬」などとともに、御坊市の応援団協力企業の大洋化学㈱はダニ粘着シートの「ダニポリス」を提供している。
ダニポリスは、収納用の圧縮袋に詰めた衣類や布団のダニを特殊な誘引剤で寄せ集め、死骸やフンを簡単に処理できる便利グッズ。応援団の堀事務局長から依頼を受け、「海外で頑張る和歌山の隊員の生活に役立つなら」と提供した。
JICAボランティア応援団によると、隊員が派遣されるのは東南アジアやアフリカなど暑い国が多いため、現地の隊員たちは酸っぱいものが恋しくなり、ダニや虫除けグッズが必需品。事務局の坂上元太さんは「すでに派遣されている隊員の話などを参考に、応援団協力企業やプレミアわかやまに商品が認定されている事業所にお願いし、快く商品を提供していただきました。どれも隊員の体力と元気を補給し、現地の人たちとのコミュニケーションのきっかけづくりや和歌山の紹介にも活用できると思います」と話している。

