古来、世界各地で狩猟具として利用され、現在も南米や東南アジアの民族が利用している吹き矢。テレビの時代劇やスパイ映画などでは、暗殺の道具として使われるシーンもある。そんな物騒な吹き矢だが、みんなが楽しめるようにと改良してルールなどを定めたのがスポーツ吹き矢だ。
 1998年に日本で生まれたニュースポーツ。円形の的めがけて筒に息を吹き込み矢を放つ。高い運動能力や腕力が必要なく、性別、年齢問わずだれでも楽しめるのが特徴。スポーツ吹き矢式の呼吸法で▽動脈硬化予防▽ストレス解消▽冷え症改善▽肩こり改善▽高血圧予防▽脳の老化予防▽ダイエット効果▽免疫力向上▽腰痛予防▽ぜんそく改善▽内臓機能の活発化▽糖尿病の予防――と、実に多彩な健康効果もあるという。また、吹き矢の筒はカーボンやグラスファイバー製などがあり、価格は数千円で、安いものなら1000円を切る。いまから始めようという人にも手頃な値段と言えそう。
 日高地方でもここ数年、御坊市や日高川町で愛好家が増加。全国各地の大会で好成績を収める選手も出てきて、本紙でもその活躍を紹介させていただく機会が増えてきた。由良町では17日に中央公民館館で初のスポーツ吹き矢教室を開催。夏には子ども向けの教室も企画している。日高町でも18日に中央公民館でスポーツ推進委員を対象に教室を開き、今後は子ども向けも検討している。
 野球やバレー、サッカー、陸上、剣道、バスケットボールなどさまざまなスポーツができる環境は整っているが、何を選ぶか、地元で選択肢が増えるのはありがたい話。スポーツ吹き矢の一層の普及にも期待したい。   (吉)