先日、会社のパソコンに「駐禁報告書」というタイトルのメールが届いた。「運行・車両管理部 ご担当者様 お疲れ様です。 駐車違反の報告書を添付してます。ご確認の程、宜しくお願い致します。」との内容で、ドキュメントファイルが添付されていた。運行・車両管理部などなくすぐに迷惑メールとわかる。こういったメールは多く、普段は迷惑メールに自動的に仕分けられるか、手動で削除するが、インパクトのある内容だったので、ネットで検索してみた。案の定、多くの人の元に届いていたようで、「ランサムウェアでは?」とのうわさも出ていた。
 結果的に、添付されていたウイルスは、ネット銀行やクレジットカード、各種ネットサービスのアカウント情報などが盗み取られるというもの。インターネット用のセキュリティ関連製品の開発・販売のトレンドマイクロ株式会社によると14日から18日までの5日間で43万3000件を確認。「駐禁」だけでなくさまざまな種類があったという。
 今月中旬に流行したランサムウェアは、感染すればパソコンに保存されたデータが暗号化され、解除するために身代金を要求してくるというもの。もちろん金額を支払っても、暗号化が解除されることはないだろう。
 感染経路の一つに、同様にメールの添付ファイルがある。こういったメールはさまざまな文面で送られてきており、ある程度判断がつく人も多いだろう。ただ最近は文面が巧妙になってきており、ついつい開いてしまいそうな内容も。何らかのデータを送ってもらう約束をしている場合などは、より勘違いしやすい。「不審なメールは開かない」ということをあらためて認識しておかなければならない。  (城)