先月、スロバキアのエアモービル社とドイツのリリウム社はモナコで開催された車の見本市で、有人飛行できる空飛ぶ車の試作車を発表した。折りたたみ式の翼やヘリコプターのようなプロペラを装着した陸空両用車。アメリカの配車サービス大手ウーバーと米グーグルのラリー・ペイジCEOも実用化に向けた構想を表明し、日本でもトヨタグループの15社が実用化を目指す若手メンバーのプロジェクトに4250万円を拠出するということがニュースになったばかり。各社の開発競争が激化しているという。
 空飛ぶ車はにわかに信じ難い夢のような話。アニメや漫画の世界の出来事だけとと思っていたが、近い将来には想像もできなかった世界が待っているのかもしれない。自動車を発明したフォードは「飛行機と車を組み合わせた乗り物が実現する」と予言していたそうだ。
 考えてみれば、ここ数十年の間だけでも科学が飛躍的に進化し、人間の生活が随分と変化した。100年前にはテレビや携帯電話が普及するということさえ考えも及ばなかっただろう。いまある現実は、人間が夢の達成に向かって努力し続けた結果といえる。
 国際ソロプチミスト和歌山紀南主催のユースフォーラムが20日、みなべ町の紀州南部ロイヤルホテルで開かれた。女子高校生8人が「夢を拓く~教育は世界を変える~」のテーマで将来の夢や目標を発表した。「看護師になって世界の貧しい子どもたちを助けたい」「農業を通じて恵まれない国の子どもたちを救いたい」などと語った。若者の夢には限界がない。あきらめずに頑張り続けれれば、自分自身でさえ想像することのできないような輝く未来が待っているだろう。  (雄)