中国で日本旅行等を企画している光合旅程の耿(ハン)CEOとヨウ共同経営者が13日、御坊商工会議所で、市や県の担当者らも交えて意見交換。観光地として御坊を旅行ツアーに組み入れてもらうようアピールした。
 日高港振興協会が以前、中国大連を訪ねたときに出来た縁で今回、日本で京都等の視察日程を変更して来坊した。耿CEOらは「中国の富裕層などに日本の資源を宣伝するため、日本に来ていろんな情報を収集しています。とくに日本の農業に関心を持っていて、お茶とフルーツをミックスしたような企画を考えています」などと御坊に来た目的を説明。市担当者は「花栽培が盛んでスターチスの生産量は日本一。イチゴ狩りなども楽しめます」、中紀バス観光社の高垣太郎社長も「日本旅行に満足してもらえるよう、車、ガイド、ホテルをセットにしたプランで案内します。ぜひいい関係を作りたい」などとPR。耿CEOは「御坊は観光スポットとして組み入れるつもり。海の近くで農業も盛ん、古い歴史もあるので中国人は興味があると思います」などと話した。午後からは紀州鉄道や寺内町、道成寺などを見学した。