御坊市が塩屋町の御坊総合運動公園で進めていた新しい幼児ゾーン「はなまるひろば」が完成した。10日午後3時から供用をスタートする。同公園で初めてとなる0~3歳児用のスペースで、花や動物をいっぱいあしらったかわいいデザインの遊具がいっぱい。子どもたちの新しい遊びスポットとしてだけでなく、子育て世代の憩いと交流の場としても人気を集めそうだ。
同公園の市民憩いの広場(4・8㌶)には、広い芝生広場、噴水、小学生らが楽しめる木製遊具、3歳から6歳対象のカブトムシ型の複合遊具を設置しており、休日には多くの親子連れらでにぎわっている。ただ、幼児用の遊具がなく、子育て世代からは「安心して遊ばせる場所がほしい」との声が以前から出ており、今回新たに整備した。子育てしやすい環境づくりを一層進めることで、人口増と、交流人口アップにつなげていく狙いもある。
場所はカブトムシの遊具のすぐ南側。縦10㍍、横12㍍の広さをフェンスで囲った。キリンやライオン、サルなどのかわいい動物と御坊らしく色とりどりの花をあしらった遊具がいっぱい。滑り台、花びらステップ、ままごとパネル、ぐねぐねパイプなどがあり、小さい子どもが安全に楽しめる広場となっている。2カ所の角にはテント付きのベンチも設け、保護者がゆったりと見守れるよう工夫している。10日午後3時に設置業者から市に引き渡されたあと、供用開始となる。
市の地方創生総合戦略に盛り込んでいる「わがまち魅力発信事業」の一環で、国の地方創生加速化交付金事業を活用した。施工は、企画内容とプレゼン内容、金額などを総合的に判断して決めるプロポーザル(企画提案)方式で決まった広島県福山市のタカオ㈱(尾典秀代表)。事業費は495万円。