この季節になるとくしゃみや鼻水が止まらず、目がかゆかったり、チクチクしたり。何ともうっとうしい花粉症である。もう十数年来悩まされているが、ことしは昨年よりひどい気がする。
日本気象協会などによると、近畿地方の花粉飛散量は昨年と比べ2倍から5倍。なるほど症状が出てくるのもうなずける。さらにインターネットで調べていると、もう一つ気になる話があった。前回の小欄でも書いた禁煙に関連することだが、「禁煙すると花粉症がひどくなる」「たばこを吸っていると症状が出にくい」などの体験談が紹介されていた。「百害あって一利なし」のたばこにそんなメリットがあったのかと半信半疑ながら、筆者も禁煙しているから余計に花粉症がひどくなったのかとも思う。
もっと調べてみると、たばこを吸うことが花粉症を和らげる要因として「ニコチンには血管収縮作用があり、花粉症でかゆみやくしゃみという症状が出ているときに、たばこによって血管を収縮させることで症状が軽くなる」とある。実際に血管収縮作用の薬を使って、花粉症の症状を緩和させることがあるらしい。しかし、一方では、喫煙することで粘膜の腫れなどを抑える消炎効果に大切なビタミンCが破壊されたり、免疫機能が低下したりするため、花粉症を発症させたり、ひどくなったりするとの分析も。
一体どちらが正しいのか。少なくとも筆者の同僚はたばこを吸っているが、ひどい花粉症だ。また、仮に喫煙は花粉症に効果があったとしても、そんなメリットだけではカバーできないほど健康に悪影響を及ぼす。禁煙の誓いを新たにしながら、花粉症に耐えるきょうこのごろである。 (吉)

