由良町衣奈で行われている養殖ワカメの水揚げが、ことしも不振となっている。
 ワカメの種は毎年、徳島県鳴門から仕入れ、11月下旬に種付けを行い、翌年1月下旬から水揚げ開始。ここ数年は種の状態がよくなかったのか水揚げ不振が続いており、ことしも仕入れた時に種が小さかったことから、例年に比べ成長が10日から半月ほど遅れて、水揚げ量に影響を与えている。水揚げ時期を遅らせればワカメは成長するが、水温が上がってくると貝殻などが付着するため商品にならないという。
 地元漁師でワカメ養殖歴45年のベテラン山下長和さんは、「私のところは特に成績が悪く、いつもの水揚げ量の6割ぐらいしかない」と嘆きながらも「これから一気に成長してくれれば」と期待を込めていた。