有田から田辺の12市町でつくる近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会の会長を務める柏木征夫御坊市長らは25日、東京で自民党幹事長の二階俊博代議士(77)らを訪ね、有田―南紀田辺間の4車線化の早期完成と、紀伊半島一周の実現を要望した。高速道路整備に力を入れてきた二階氏は「早期完成を目指して取り組んでいきたい」と今後も「命の道」の整備へ力を込めた。
 柏木会長のほか副会長の中山正隆有田川町長、日高地方からは森下誠史美浜町長、日裏勝己印南町長、西本和明市議会議長、清水正巳日高町議会議長、玉置一郎由良町議会議長が参加した。
 要望書では、紀伊半島を一周する高速道路は地域経済を活性化する「チャンスの道」、南海トラフの巨大地震など災害時の救急や復興を支える「命の道」として必要不可欠と強調。有田―南紀田辺間は暫定2車線区間として全国有数の交通量となっており、渋滞や対面通行による重大事故が発生しているとし▽有田―南紀田辺間4車線化の早期完成▽新宮紀宝道路、すさみ串本道路の用地取得と早期着手▽串本―太地間、新宮―熊野間の未事業化区間の早期事業化▽道路インフラの老朽化対策などに必要な予算の確保――を求めている。柏木会長は「わたしどもは『一日も早く4車線化を』を合言葉に、本線工事が早期に全面展開されるよう期待しています」と要望した。二階氏は長年にわたって高速道路の整備に力を入れてきており、「だいぶできてきましたね」と感慨深げで、事業化の未採択区間を含め「早期に完成するよう取り組んでいきたい」と話した。国土交通副大臣を経験している内閣府の鶴保庸介特命大臣も訪ね、「5年以内に実現できるように働きかけていきたい」との言葉をもらった。
 有田―御坊間はすでに工事が進められており、昨年6月には御坊―印南間も4車線化が事業採択されている。印南―南紀田辺間も用地取得が進んでおり、早期の事業採択が期待されている。