御坊市五ヶ町病院経営事務組合議会の定例会が26日に日高病院で開かれ、同病院内でスタッフの患者に対する人権侵害が疑われる行為があったことを小川周司事務長が明らかにした。暴言を吐いたりナースコールに適切に対応していなかった可能性があるとし、現在、弁護士らでつくる第三者委員会が聞き取りなど調査中。1月中にも結果が報告される予定で、「内容によっては厳しく対応する」とした。
 議案審議で全4議案を原案通り可決したあと、藤本良昭印南町議が病院職員の患者に対する接し方について以前より非常によくなっているが、もっと改善を求める住民の声があるとし「入院患者や来院者への接遇指導はどのように進めているのか」と質問。小川事務長は職員19人で人権接遇委員会を設けて患者の待機時間や満足度調査を定期的に行って改善点を洗い出している取り組みを説明した上で、秋から冬にかけて発覚したこととして「人権侵害と思われる事案が発生した。患者に対し暴言などを吐いた可能性があり、病院外部の3人で『対患者人権侵害等第三者委員会』を組織して聞き取りなどを行っているところ。1月中にも報告書が提出されるので、内容しだいでは厳しく対処する方針」とした。
 小川事務長によると、人権侵害の内容として、暴言のほかナースコールを患者が取りにくい所へ置いたり、コールが鳴っても適切に対処しなかった、食事介助時間が非常に短時間などの行為があった可能性があるという。その後の調査で、別の患者に対しても夕食時の食事介助を適切に行っていなかった疑いも判明した。いずれのケースにも同じ病院スタッフ4人が関わっていた。小川事務長は「あってはならないことだが、調査が終わりしだい、処分も含めて詳しく検証したい」と話した。