第35回全国高校弓道選抜大会が23日から3日間、愛知県名古屋市の日本ガイシホールで開かれ、個人女子で紀央館の西川侑李さん(2年)が準優勝した。初の全国出場での快挙に「とってもうれしいです」と喜び、「来年夏のインターハイでは優勝を目指したい」と意気込んでいる。
 個人女子には98人が出場。予選、準決勝、決勝の3段階あり、予選、準決勝は4射中3中以上で通過。決勝も4射行い、4中者のみで通常の36㌢的より小さい24㌢的を使用し、外した人から抜けていく射詰めで勝敗を決めた。
 西川さんは予選を3中、準決勝を4中で通過。決勝でも4中し、同じく4中した5選手と射詰め。1射目で4人が外し、東京の選手と一対一に。2、3射目は両者が外し、4、5射目は両者が的中するなど接戦が展開されたが、6射目で惜しくも外し、2位となった。大会を振り返り「調子がよく、普段の練習の成果を出すことができました。最後の1射を外したことは悔しいですが、全国の舞台で2位に入れてうれしい。いつも指導していただいている先生方のおかげです」と笑顔。「来年夏のインターハイで団体、個人ともに優勝できるように頑張りたいです」とさらなる目標に意気込みを見せている。
 団体では日高男女、紀央館男子が出場。紀央館は予選を突破したが、決勝初戦で敗退。日高は団体男女とも予選敗退。個人は女子で西川さんのほか同校の森澤明日加さん(2年)、男子で日高の馬杉桜太君(2年)が出場したが、いずれも予選で敗退した。