第10回きのくにロボットフェスティバルが18日に御坊市立体育館で開催され、親子連れら約8000人の来場者でにぎわった。恒例のスーパーロボットショーでは、日本と韓国の最新ロボが競演。㈱日立製作所のコミュニケーションロボ「EMIEW3(エミュー・スリー)」が道案内など披露すると、ソウル光云大学の「ヘルピングベッド」は介護を実演。全日本小中学生ロボット選手権には中国山東省の児童生徒も初参戦し、国際色豊かな大会となった。
 スーパーロボットショーで最初に登場したEMIEW3は、人間社会との共生を目指して開発され、会話はもちろん、駅などで立ち止まっている人に声をかけたり、ショッピングモールでの道案内ができる優れもの。舞台上では進行役の男性が「こんにちは」と声をかけると「こんにちは、何か質問はありますか」と応え、「エレベーターはどこにありますか」と尋ねると人の前を進んで見事誘導。会場いっぱいに集まった来場者らを感心させていた。富士ソフト㈱が開発した高度な人工知能が搭載された人型コミュニケーションロボ「PALRO(パルロ)」はブースで展示。子どもたちが間近で話しかける姿が見られ、終始人気を集めていた。
 韓国からやってきたヘルピングベッドは、分離が可能で一部が車いすになったり、水を運んでくることができる機能も搭載した介護用のロボットベッド。ことしの韓国のロボコンで総合優勝しており、特設舞台では人形を乗せて実演し、ドアを開ける操作などを実践していた。韓国からのもう1体は㈱デューロのキャラクターサービスロボで、ユニークなキャラが来場者にウケていた。
 全国各地の予選会を勝ち抜いた小学生42チーム、中学生40チームによる全日本決勝大会には、中国山東省から初参戦。日本の児童生徒と対戦しながら交流を深めていた。同選手権、高校ロボットコンテストを含め、ことしは地元勢の上位入賞はなかった。
 10周年を記念して初めて募った「わたしのアイデアロボット」絵画作品の表彰が行われたほか、会場では同絵画作品の展示、小中学生発明の「私たちのくふう展」、御坊市少年少女発明クラブ展などもあり、多くの人が立ち止まって興味津々に眺めていた。
 開会式では、実行委員会名誉会長の二階俊博自民党幹事長や世耕弘成経済産業大臣、会長の仁坂吉伸知事、副会長の柏木征夫御坊市長、実行委員長の吉田擴御坊商工会議所会頭らが出席し、さらなる地域活性化へ期待を込めてあいさつした。