先日発表されたユーキャンの新語流行語大賞トップ10で、個人的には「ポケモンGO」が印象的。歩くことを推奨した健康的なゲームで、地域の名所も回るような内容になっているため、史跡などを知るきっかけになる。一方で、自動車運転中にスマートフォンを操作するなどで悲惨な事故も起こっており、いいイメージばかりではないだろう。
 先日、大成中学校でスマホなどによるネットの安全利用について講演があった。講師で和歌山高専の謝猛春教授が生徒にコミュニケーションアプリLINEの使用を尋ねたところ、全生徒の3分の2程度が使用しているとのこと。スマホではほぼ必須のアプリだが、中学生もここまで使用率が高いことに驚いた。また、以前聞いた話では中学校でLINEによるトラブルは結構多いとのことだ。
 講演でもLINEによるトラブルが紹介された。グループチャットでの誹謗中傷やブロックなど。LINEの特徴的な機能に、メッセージを閲覧したことが送信者に分かる「既読」機能があるが、それによって「返信が遅い」と文句を言われたり、「読んだら返信しなければ」と依存にもつながるという。
 その既読機能は東日本大震災があったから取り入れられたとのこと。メッセージ受信者が返信できなくとも読んだことがわかることで、安否確認につなげるためという。本来、生命の安否を確認するための重要な機能として取り入れられた既読機能が、いじめの原因になってしまうのは残念だ。ポケモンGOにしてもLINEにしても本来はとても有効に使えるアプリ。機能ばかりがアップグレードする中、それを使う人のモラルやマナーも成長していかなければならない。 (城)