一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会関西連盟の海外遠征「第6回台北国際AA野球大会」(22~29日、台湾・台北市)に、南部シニアの村上侑希斗投手(14)=印南中2年、印南町印南=が参加する。関西連盟約130チームの中からメンバー16人に選出。日の丸入りのジャパンのユニホームを着てアジアの強豪などに勝負を挑むサウスポーは、「自分のストレートが通用するか試したい」と闘志を燃やしている。
村上投手は小1春から軟式チーム、印南黒潮で野球を始め、中1春から硬式の南部シニアに所属。身長165㌢・体重51㌔、左投げ左打ちで、南部シニアでは中1夏から右翼でレギュラー。今秋の新チームから背番号「1」をつけている。
120㌔前後の速球にチェンジアップ、カーブなどを駆使して打者を打ち取る本格派サウスポーのエース。特に右打者の内角へくい込む「クロスファイア」には威力があり、制球力にも不安がない。先の関西連盟秋季大会では1回戦の玉野(西部)戦で2失点完投、2回戦の兵庫北摂(同)戦で6回3分の1を1失点。準決勝の堺泉北(南大阪)戦で見事完封し、南部シニア準優勝、来春の全国大会出場の原動力となって同大会のベストナイン(投手)にも選ばれた。
自身初の国際大会には「日本代表として外国のチームと戦うのが夢だったので、わくわくしています」。日の丸入りのユニホームにはすでに合同練習の際に袖を通しており、「緊張感が出てきました」と臨戦モードに入っている。南部シニアでは4番も任されているが、主に先発投手で起用されることが濃厚。「自分のストレートがどこまで通用するか試したい」と力強く話し、「チームの目標は優勝。それに貢献したい」と意欲を見せている。
秋の公式戦の成績などを参考にメンバー16人が選ばれ、130㌔を超える速球を投げ込む投手ら将来有望な選手たちがそろう関西選抜では、くじ引きで決まった背番号「14」のユニホームで出場する。大会には台湾、日本、韓国、香港から計32チームが参加。4チームずつに分かれての予選リーグ、予選上位16チームによる決勝トーナメントで優勝を争う。
南部シニアが国際大会に選手を送り出すのは創部3年目で初。井戸大志監督は「切れのいい速球を投げ、左投手独特のシンカー系のボールもある。同じ中学生なら打つのは難しいと思う」と左腕を評し、「レベルの高い選手たちと一緒に野球をやって、自分の足りない部分を勉強して成長につなげてもらいたい」とエールを送っている。

