小学生バレーの第13回全国スポーツ少年団バレーボール県女子決勝大会が4日、海南市総合体育館で開催され、南部が2年連続8度目の優勝。来年3月25日から福井県で開催される全国大会への出場を決めた。南部はエース築山を中心としたスピード感のあるコンビバレーとブロックが冴え、粉河、STARSの強豪を次々と撃破。決勝は御坊つばさとの地元対決を制し、栄冠を手にした。
 7月のスポ少県大会でベスト8入りした8チームが参加し、1枚の全国出場切符をかけてトーナメントで争った。
 南部は1回戦で粉河と対戦。新人戦で敗れた強敵を2―0(21―14、21―18)で下すと、準決勝は夏のファミリーマートカップの覇者で11月の県選手権決勝で敗れているSTARSと激突。強烈なサーブで相手を崩し、前半は平行トスやBクイックなどサイド攻撃でブロックをひきつけ、後半はエース築山が得意のセンター攻撃で次々とスパイクを決めて第1セットを21―16で先取。第2セットもサーブが冴え、21―18のストレートで見事リベンジした。決勝は御坊つばさと対戦。築山が高い決定力を発揮し、ストレート(21―9、21―11)で退けた。南部は夏冬合わせて15回目の全国大会出場となる。石井尚之監督は「県選手権決勝で敗れてから2週間で課題を修正できた。赤堀、松山、坂本の3枚のブロックが大事なところで機能してくれたのも大きかった。子どもたちがよく頑張ってくれた」と選手をたたえていた。石上貴一マネジャーは「まだまだ伸びる選手ばかり。大型の選手も多い全国大会で南部らしいコンビバレーがどこまで通用するか楽しみ。目標はベスト8です」と力を込めていた。
 御坊は1回戦で那智ウイングス、準決勝は南白浜をいずれも2―0で下し、決勝も高い攻撃力を発揮したが、一歩届かなかった。
 優勝、準優勝メンバーは次の皆さん。
 南部=石井尚之(監督)、石上貴一(マネジャー)、築山実波、早稲田愛子、松山遥香、赤堀来海、松場理紗、法忍明日香、坂本実優、竹中理恵、中内美憂、久保美法、﨑山真佳▽御坊つばさ=青木務(監督)、稲垣人実(コーチ)、山口紀子(マネジャー)、山口紗弥、龍神咲優、北崎琳香、北崎琴音、橋本杏奈、木村心春