地域の歴史や文化を学び、業務に生かそうと御坊署(太田清太郎署長)は30日、日高川町の道成寺、小野俊成住職を迎え、安珍・清姫伝説を描いた絵巻物「道成寺縁起」の絵とき説法を聴いた。
 道成寺縁起は928年、僧の安珍に恋をした清姫が約束を破られたことに激怒し、大蛇となって道成寺の鐘の中に逃げ込んだ安珍を焼き殺す物語。太田署長以下約60人の署員を前に、小野住職が絵巻物を広げて読み解いていった。「男女間のもつれ。〝かね〟で解決しようとしたのがマズかった」「道成寺に鐘はありません。今あるのは釣り鐘まんじゅうだけです」と面白おかしく話を展開。最後に「人はけんかすることもありますが、笑うという力も持っています。夫婦や恋人同士、一番大切な人と仲良くしてください」と語り、交通課の古久保安紀巡査長(28)は「絵巻物は見せていただいたことがありますが話は初めて。いい機会になりました」と話していた。