長年、保健師や看護師、助産師として地域の医療保健、福祉の向上に貢献した人を知事がたたえる県ナース章の受章者が決まり、ことしは県全体で13人、日高地方関係では日高振興局健康福祉部の保健師西岡倫代さん(59)=日高町萩原=と、印南町の特別養護老人ホーム「カルフール・ド・ルポ印南」の看護師佐藤房子さん(58)=和歌山市=の2人が選ばれた。28日、県庁正庁で表彰式が行われる。
西岡さんは昭和55年3月、県立高等看護学院を卒業し、看護師、保健師、助産師の資格を取得。同年4月から保健師として県に採用され、公衆衛生・地域保健の推進等に努めながら、平成7年には保健所の子どもの発達相談・支援体制づくりを進めた。
日高地方でも各地で大きな被害が出た5年前の台風12号豪雨では、日高川町の被災地にいち早く入り、管内保健師のリーダーとして美山地区や中津地区、松瀬地区などの被害状況把握、避難所の衛生管理、避難者の健康調査等を指揮。現在は日高振興局健康福祉部保健福祉課長、総括保健師として、各保健所・市町の保健師の指導育成にも力を注いでいる。
県看護協会、同協会地区支部で役員、支部長などを務め、過去には知事の特別優良職員表彰などを受賞。ナース章受章には「私一人の力ではなく、周りの皆さまに支えられたおかげと感謝しています」と話している。
佐藤さんは高等看護学校を卒業後、昭和57年から海南市の辻整形外科で看護師として勤務。同外科などを運営する医療法人同仁会の老人保健施設、訪問看護ステーションなどの立ち上げから開設後の業務に携わり、平成12年の社会福祉法人同仁会設立、特養老人ホームカルフール・ド・ルポ印南の開設以降は同施設に勤務している。
現在は本館の介護・看護師長として、利用者への快適で安全なサービス提供を第一に、入退所時の面接はじめ介護、看護など施設全般の業務に目を配る。かつて10年の訪問看護の経験から、「利用者にはここがお家だと思って楽しく安心して過ごしてもらい、ほしいサービスを断られない施設づくり」が仕事のモットー。
受章に「私のような者がコツコツ頑張ってきた仕事を認め、表彰していただけることに驚くとともに、皆さまの支えのおかげと感謝しております」と話している。

