日高食品衛生協会(辻井和吉会長)のノロウイルス予防講習会が10日、御坊市民文化会館で開かれ、日高地方の飲食事業者、食品製造事業者、学校や社会福祉施設の給食関係者ら約70人が参加。食中毒や感染症の予防対策等についての説明のほか、感染拡大を防ぐためのおう吐物処理の実演も行われた。
 御坊保健所衛生環境課の橋本仁さんが講師を務め、国内の食中毒の中で圧倒的に多いノロウイルスの感染症の症状、感染ルート、食中毒の予防対策などを説明。おう吐物の処理については参加者が実践する形で指導が行われ、感染を防ぐための使い捨て手袋やマスク、汚物を寄せ集めるための新聞紙や段ボール、塩素系消毒剤などを使って正しい手順と方法が紹介された。