本年度御坊市文化賞の受賞者に、元日高医師会長で御坊市の学校医などを務めている塩路信人氏(71)=御坊市藤田町吉田、塩路内科胃腸科院長=が決まった。小中学校での喫煙防止教室、日高総合病院と日高医師会の病診連携休日急患診療室の開設、日高看護専門学校開校に大きく貢献し、地域医療の向上に功績を残したことが高く評価された。表彰式は11月2日に市民文化会館小ホールで行う。
同表彰は昭和51年から行っており、今回で41回目。塩路氏の父、故信廣さんも平成元年に受賞しており、父子2代での受賞(2人目)。塩路氏を含め受賞者は個人71人、団体25となった。
塩路氏は昭和45年に県立和歌山医科大を卒業後、同大学附属病院消化器内科助手、国保橋本市民病院副院長を歴任し、平成元年に藤田町吉田で塩路内科胃腸科を開業。地域住民に親しまれ、信頼される医師として地域医療に貢献する傍ら、さまざまな分野で活躍している。
平成4年に日高医師会監事となり、理事、副会長を経て18年から6年間は会長として手腕を発揮。御坊日高地域の小中学生や高校生を対象にした生活習慣病予防の健診や指導、喫煙防止の出前授業を実践。平成12年からは学校医も務めており、子どもたちの健全な育成に力を注いでいる。
日高総合病院で日高医師会の医師が診療する休日急患診療所の開設を実現し、初期救急から入院まで切れ目ない医療を確保することで、病院勤務医の負担軽減にもつながる取り組みを行った。22年には補助金を活用した看護師養成所の設立を発案し、26年に日高看護専門学校の開校に大きく貢献した。
医師としての専門知識を生かし、民事調停委員を10年、御坊ロータリークラブの会長も務めるなど社会奉仕活動にも積極的に参加している。受賞に「誠に光栄です。ひとえに地域の皆様方、とくに日高医師会や医療関係者の皆様に支えていただいたおかげ。今後はこの賞に恥じないようさらに精進し、微力ながら地域のお役に立てるよう努めてまいりたい」と話している。

