美浜町和田の入山公民館で15日、地域の子どもたちが田植えした餅米の収穫にちなんだイベント「収穫祭」が初めて行われ、1歳の幼児からお年寄りまで約50人が参加した。
 農業狩谷勇男さん(71)、同じく農業椎崎武雄さん(71)ら地域住民の有志が主催。ことし、入山区内の田んぼ約4・5㌃を無償で借り受け、6月12日に子どもたちが機械を使わずに田植えし、稲刈りは大人たちが行った。
 田んぼから4俵ほどの餅米を収穫。収穫祭ではきねと臼を使っての餅つき、きな粉やあんこをつけての試食などで実りの秋を楽しんだ。餅つきや餅を丸めたりする作業は大人と子どもが協力して行い、参加者は和気あいあいと交流。きねを使っての餅つきは初体験という立花寛斗君(6)は「とても楽しかった」と笑顔を見せていた。