今月の敬老月間にちなみ、各地で長寿を祝福する行事が行われている。高齢者を招待した敬老福祉大会、首長らの長寿者訪問、保育園児らの老人ホーム訪問などで、そうした行事を取材する中で感じるのは、100歳のお年寄りでも元気で生き生きしているということだ。
 世界保健機関が発表した世界保健統計によると、日本の男女平均寿命は83・7歳で、世界一の長寿国だそうだ。男女別では男性が80・5歳で6位だが、女性は86・8歳で1位。世界の男女平均の71・4歳と比較すると12・3歳も高い。また厚生労働省の今月1日現在のまとめでは、全国で100歳以上の高齢者は6万5692人だという。昨年より4124人増加して過去最高。男女別の内訳は、男性は8167人、女性は5万7525人で、女性が全体9割近くを占めている。
 また、今月19日にみなべ町で筋の寺本ミネさんが100歳を迎え、23日には同町晩稲の梅本儀一さんも100歳になる。本年度に同町では6人が100歳を迎えるという。町は各家庭を訪問して祝い状や花束を贈呈して祝福。筆者も取材で同行させてもらうことが多いが、とにかく対象者の表情が明るい。長寿の秘訣を聞くと、「何でも食べること」「くよくよしないこと」などとそれぞれの生活習慣などを話してくれる。しかし、共通しているのは「こんなうれしいことはない。ありがとうございます」「若い頃は苦労したが、いまは若い人が全部やってくれて何の心配もない。とても幸せ」などと周囲に対する感謝の気持ちを表すこと。こうした心の持ちようが健康で長生きできる本当の秘訣なのかもしれない。(雄)