美浜町の松原小学校(宇和孝仁校長・児童数151人)は15日、不審者訓練を行い、教諭と児童が対応を学んだ。
 授業中の4年生の教室に、御坊署員扮する不審者が侵入。教諭は児童たちに避難を促し、いすや机で格闘。非常ベルの音でさすまたを持った教諭らも駆けつけて加勢し、不審者を取り押さえた。署員はいすや机で不審者の進路をふさぐことは有効としたうえで、さすまたは同じ方向からでなく複数から攻めることや、顔を狙うのが効果的と説明。相手が刃物を持っているかどうかで対応が大きく変わることを話し、「子どもと自分の身を守ることを最優先に行動してください」と呼びかけ、教諭らは真剣に聞き入っていた。