御坊市塩屋町南塩屋の日高港塩屋緑地「Sioトープ」内にある水木しげるが描く「ゲゲゲの鬼太郎と和歌山の妖怪像」の一つ「高女(たかおんな)」の石像が根本から折られて投棄された事件で御坊署は16日、御坊市内に住む10代後半の男子高校生を器物損壊の疑いで書類送検した。
 発表によると、男子生徒は7月26日午前5時ごろ、高女の石像(損壊額12万2040円相当)を蹴り壊した疑い。緑地内で友人らと計6人でたむろし、1人で飛び蹴りしたとみられている。8月2日に石像を管理する御坊市の職員がなくなっているのに気づき、御坊署が同10日に現場すぐ近くの日高港海底で発見。その後、出頭してきた少年たちから話を聴いていた。容疑を認めているという。他の5人については補導した。