日高高校(上田優人校長)の生徒10人が、同校が取り組んでいるOECD日本イノベーション教育ネットワーク和歌山クラスターとスーパーグローバルハイスクール(SGH)の一環として14日、カナダへ向けて出発した。オンタリオ州で優れた教育、トロントで移民学習や県人会との交流などを予定しており、生徒たちは「たくさんのことを学んできたい」と意気込んでいる。
日程は15日にオンタリオ州教育省、グリーンウッド中学校訪問、16日にナイアガラの滝視察、17日にトロントでカナダ東部和歌山県人会創立40周年記念祝賀会に出席する。
OECDから硲間千央さん(2年)、山本詩央理さん、村松美季さん、中井充歩さん(以上1年)の4人と星林、那賀、田辺、海南の10人、SGHから松永美優さん、松花帆さん、稲田悠人さん、坂口陽菜さん、野田七海さん、西梨代さん(以上2年)の6人。行動は共にするがそれぞれテーマが異なり、OECDはオンタリオ州の教育制度がメーン。カナダは州単位で教育省を持っており、同州では生徒自身がカリキュラムを組んだり、高校2年生以上になると職業コース、大学進学コースを選択できること、また多くの移民を受け入れているため語学教育にも力を入れている。
SGHはトロントの移民の歴史がメーン。トロントはカナダ西部のBC州同様、美浜町などからの移民者が多い都市。県人会の祝賀会で交流を深めるとともに、同校の取り組みのPR活動も行う。
世界有数の観光地となっているナイアガラの滝では、観光客らへのインタビューなどを通じて魅力を聞き出すとともに、英語力の向上も図る。
OECD生徒代表の硲間さんは「オンタリオは多文化主義で成功している地域。見習うべきところを学んできたい」、SGH代表の西さんは「移民は地域の大切な歴史。トロントで活躍している人の話を聞き、歴史をより深く学び、後世に伝えたい」と話している。

