日本三美人湯の龍神温泉と世界遺産の高野山を結ぶコースの「高野龍神スカイラインウルトラマラソン2016」が11日に初めて開催された。高低差812㍍の難コースで、距離は100㌔と50㌔の2種目に1129人が挑んだ。前日には龍神市民センターで宵宮祭が行われ、歌やもちつきでランナーを激励した。
ウルトラマラソンは、フルマラソン(42・195㌔)以上の距離を走る。主催は高野龍神スカイラインウルトラマラソン実行委員会(実行委員長=平野嘉也高野町長)で、㈱JTB西日本が運営協力。100㌔は高野山町の高野大学前を出発して龍神村で折り返すコースで、50㌔は龍神村の宿泊施設「季楽里龍神」前をスタートして高野町内がゴール。今回は全国以外にも香港や台湾などからも出場があり、100㌔に464人、50㌔に665人が参加した。
50㌔のスタートとなった季楽里龍神ではスタート前に開会式が行われたあと、9時30分に号砲。一斉に高野山方面へ走り出した。途中のエイドステーションで疲労回復効果があるといわれる梅干しや果物が用意されたほか、沿道では手を振ってランナーに声援を送る姿もみられた。100㌔では全体の約半分の214人、50㌔では約8割の550人が完走した。
前日には龍神と高野山でそれぞれ宵宮祭を開催。龍神では龍神小唄保存会・深瀬会のメンバーが龍神小唄を披露。ご当地体操の「龍神温泉美人体操」が紹介され、ランナーたちも一緒になって体を動かしたほか、臼ときねを使った昔ながらの餅つきも行われた。軽食コーナーのテーブルには梅やミカンのジュース、しいたけバーガー、サトイモ、龍神番茶、わさびずしなどが並び、地元の食でランナーたちを温かくもてなした。

