リオネジャネイロで7日夜(日本時間8日朝)、パラリンオリンピックが開幕した。先月行われたリオオリンピックに続いて、161の国と地域から約4300人の選手が出場する。日本は前回のロンドン大会で金メダル5個、銀メダル5個、銅メダル6個の計16個を獲得した。リオでは金メダル10個を目標としているという。
今大会には、6月に田辺市の田辺スポーツパークで行われた強化合宿に参加した選手たちが出場している。筆者も強化合宿を取材し、地元の中学生らとスポーツを通じて交流している障害のあるアスリート選手の姿を目の当たりにした。その中に、進行性の病気と向き合いながら陸上に取り組む木山由加選手の姿もあった。運動に関係した脊髄や小脳の神経が変性する脊髄小脳変性症という難病。重くなると寝たきりになることもある。治療する方法はなく、進行を遅らせることしかできない。過剰な負荷のかかった筋力トレーニングや運動を行うと病気が進行する可能性があり、パラリンピックへトレーニングをすること自体が危険とも言える。直接本人に話を聞くと、この時は「マイペースで頑張ってます」とごく自然に話していたが、難病と戦いながらオリンピックのメダルを目指すという生き方に心打たれた。「間違いなく、一生懸命に生きている」と感じた。リオでは100㍍走と400㍍走に出場する。
目標を持ってひた向きに頑張っている姿に、人は感動する。先月のリオオリンピックは日本中に大きな感動を与えたが、18日まで開催されているパラリンピックでも、障害を持ったアスリートたちがハンディキャップを跳ね除けて輝く姿を見ることができるだろう。(雄)

