先日、バレーボールの日本トップで活躍した元Vリーガーで現在は御坊市役所で働く芝田安希さんを講師に小学生バレーボール教室が開かれた。初心者が対象で、約30人の小学生男女が笑顔いっぱい、汗びっしょりになっていたのが印象的だった。バレーの基本中の基本であるオーバーパス、アンダーパスを初心者にも分かるように身振り手振り、手取り足取り、一人一人に根気よく丁寧に教えるところはさすが一流だと感じた。できなかったことができたときの子どもたちのとびっきりの笑顔に、スポーツの面白さを再認識させられた。好きこそものの上手なれ。とくに小中学生のうちはそのスポーツをどれだけ好きになれるかが重要で、勝ち負けだけでなく、いかに好きにさせられるかが指導者の腕の見せ所なのだということもあらためて感じた。
 芝田さんのように特別な技能を持った職員に本領発揮してもらうことは、日高地方のスポーツのレベルアップにつながることは明らか。一般業務をこなしながらではあるが、その専門性をフルに生かすのも立派な住民サービスで、このような特殊な技術を持つ職員が自由に動ける体制をつくることが必要な時期に来ている。住民の中に飛び込み、触れ合い、信頼関係を築くことは行政の仕事でも重要な部分である。
 芝田さんには、御坊市だけでなく、日高地方のバレーボールチームを対象とした教室をぜひとも開いてもらいたいというのが率直な感想。ほかのスポーツや歌、書道、絵など文化的な面でも同じで、高い技術を持った地方自治体職員が活躍できる場を設けることが必要。スポーツや文化活動の充実は、まちの活性化に必ずつながる。 (片)