日本航空(JAL)は南紀白浜―羽田空港線の早期予約割引(特便割引)を値下げし、秋のハイシーズンにあたる11月には18日間、機材を大型化することを決めた。同路線は平成22年度から機材を小型化のうえ一日3往復となり、6年目の27年度は年間搭乗者数が12万7003人と過去最多を記録。本年度も夏休みは好天続きで堅調に推移しており、ビジネスと秋の団体利用に期待がかかる。
運賃値下げは、3日前までに予約すれば割り引きされる「特便割引3」と、7日前までに予約すれば割引される「特便割引7」が対象。10月30日から1月6日までの間、最も安い日であれば、通常片道3万2500円の運賃が、特便割引3で1万7000円、特便割引7で1万6800円となる。昨年の同時期と比べると、特便割引3で2000円、特便割引7で700円安くなる。
機材の大型化はことしに入って初めてで、期間は11月3日から20日まで。普段の機材は、平成22年度から一日3往復就航しているエンブラル170(76人乗り)だが、この期間中は南紀白浜行きが最終の16時30分発、羽田行きは最終の18時30分発の便がボーイング737(165人乗り)となる。
県港湾空港振興課によると、一日3往復となった22年度以降の年間搭乗者数は、22年度が11万1203人、23年度が9万1020人、24年度が10万8441人、25年度が11万555人、26年度が10万7936人。27年度はアドベンチャーワールドの双子パンダ人気に加えて紀の国わかやま国体、高野山開創1200年記念大法会などの特需があり、さらに7・8月の機材大型化で12万7003人を記録した。
本年度も4月以降、昨年よりは少ないものの、7月には大型化がなかったにもかかわらず1万人を超え、8月も好天続きで堅調に推移。県は国の地方空港の路線活性化プログラムに基づく新たな旅行商品の提案、県民への各種割引運賃の周知に努めており、今回の特便割引の値下げと機材大型化により、「ビジネス利用、秋の行楽団体利用に期待したい」と話している。

