先日、徳本さんで日高おこし隊実行委員会と和歌山大学観光学部学生とのワークショップが行われ、まちの観光振興について学生から率直な意見が聞けたことは、関係者らにとって大変有意義だったと思う。
 そもそも同委員会の目的は、厳しい修行や幅広い層に信仰されていたことで知られる徳本上人の200回忌法要が来年10月1日に志賀の誕生院で行われるのを機会に、上人の遺徳を発信するとともに、地域活性化につなげること。当然、地元では徳本上人の知名度もアップしてきていると思われるが、外向けにはどうなのだろう。
 和大とのワークショップでは、学生の一人が徳本さんのことを「とくもとさん」と呼んでいた。本当はきちんとした読みを知っていたが、たまたま言い間違えたのかもしれない。ただ、得てして外向けに徳本上人はまだまだその程度の知名度しかないのかもしれない。学生たちが提案していたのはSNSの活用で、委員会のメンバーにはぜひ取り組んでいただきたい。SNSにアップしてくれれば、民宿などが割引サービスを行うというアイデアもいいと思った。
 学生は「あまり堅苦しいPRはダメ」と指摘。確かに、信仰の対象だけで徳本上人をとらえた場合堅苦しくてもいいと思うが、観光振興にもつなげるなら思い切ってくだけた感じにすべきだと思う。個人的には徳本上人をデフォルメしたかわいいキャラにするとか、あるいはイケメンのキャラにするとかして漫画を作れば、若者にも取っつきやすいかもしれない。とにかく色々考えてできることに積極的に取り組み、徳本上人の偉業にあやかってまちが活性化することを期待している。 (吉)