県高校総合文化祭邦楽部門・郷土芸能部門発表会、第52回高校邦楽連盟定期演奏会が23日に和歌山市の県民文化会館で開かれ、日高箏曲部が5年ぶり30回目の優勝に輝いた。優勝の常連校ながら平成24年度から4年連続準優勝と涙をのんでおり、メンバーがそろったことし、見事リベンジ。29年7月31日、8月1日に宮城県で開かれる第41回全国高校総合文化祭日本音楽部門に県代表として出場する。
 11校が出場、各校2曲ずつ演奏し、全国へ出場できる優勝を争った。
 1年生2人、2年生8人、3年生2人の合計12人メンバーの日高は、最初の曲で「Sarah=過ぎ行く時=」を全員で奏で、2曲目「箏三重奏曲」は2、3年生が演奏。「箏三重奏曲」は今大会で演奏された曲の中で最も難易度が高い。3章から成り、繊細な入り出しの1章、静寂を表現した2章のあと、3章で激しさを演出。技術、表現力とも難しい曲だったが、5月から練習を始め、夏休み中は一日7、8時間、毎日休まず取り組んできた成果を発揮し、見事な演奏で堂々の優勝に輝いた。
 毎年恒例の1、2年生が作る応援ボードには約3000羽の折り鶴で「咲和(さわ)」の文字。「みんなで頂上で咲き誇ろう」という意味と指導の神田佐和子さんの名前からとり、メンバーが演奏する際は前列でOGらが掲げた。
 部長の荒井梨菜さん(3年)は「毎日、練習を頑張ってきた全部員の努力で勝ちとった優勝でとてもうれしいです。練習では何度も聴き直し、話し合ってきたことが生かされ、本番は楽しく演奏できました」と笑顔。来年全国へ進む後輩に向けては「自信を持って仲間を信じて頑張ってきてほしいです」と話している。指導の神田さんは「『ことしこそはリベンジ』を目標に一心不乱に稽古を重ね、一丸となり夢をかなえることができた。特に2、3年生の曲は難易度が高く、よく努力しました」と話している。
 同箏曲部の優勝は今回で30回目で、全国には19回目の出場を決めた。過去の全国では20年に2位、24年にはベスト4の文化庁長官賞に選ばれ、国立劇場でも演奏した。24年からはメンバーが少ないことなどもあり、4年連続で橋本に優勝を奪われた。メンバーは次の皆さん。
 神田佐和子(指導)、安原美有紀、小川万里子、菊地貴子(以上顧問)、荒井梨菜、赤松亜優美(以上3年)、筒井琉衣、花尻果奈、小林美佑、萩山夏妃、森本みゆき、伊藤紗知、岸井志織、池田桃奈(以上2年)、森本朱音、田口梨愛(以上1年)