昭和28年の「7・18水害」から63年となった18日、犠牲者の冥福を祈ろうと、ことしも御坊市薗の橋本克彦さん(80)らが天田橋から供養の酒を流した。
 当時17歳だった橋本さんは天田橋に避難。橋桁の両端が流されて孤立したが、橋の上で一晩を明かしてなんとか生き延びた。多くの人や家屋が流された光景はいまでも忘れられないという。
 数年前から参加している近くの会社員西川徹也さん(46)、妻里佳さん(43)、長女優里ちゃん(5)、二女愛栞ちゃん(1)と5人で一緒に手を合わせた。橋本さんは「思い出すといまでも涙が出てきます。これからも体の続く限り年に1度の供養を続けたい」。有田川町にいた祖母を水害で亡くした西川さんも「水害があったことを語り継いでいきたい」と話していた。