御坊市は、本年度と来年度の2カ年計画で「御坊版オリジナル体操」を制作する。庁内でワーキンググループを作って話し合いを進めており、今後は学校や民間事業所に依頼して8月にも制作委員会を発足させる計画。9月には体操の基礎となる「歌詞」を一般公募することにしており、市では「子どもからお年寄りまで愛される体操にしたい」と意気込んでいる。
 認知症対応では全国でも先進地の御坊市は、介護予防にも力を入れていこうと、健康体操の制作を企画。昨年度末に庁内関係各課の職員でワーキンググループを作り、本年度にかけて4回の会議を重ねた中で「せっかくなら、子どもからお年寄りまで誰でも気軽に楽しめる体操を作ろう」と声が上がり、取り組んでいくことにした。
 現在は、8月にオリジナル体操制作委員会の発足総会を目指して委員を依頼中。委員会では、体操の方向性やどのように広めていくか、子ども用と大人用を作るのかなど具体的な内容を話し合っていく。単なる体操ではなく、歌に乗せて体を動かす体操ソングにする予定で、まずはベースとなる歌詞を9月から12月にかけて募集。制作委員会で選考して歌詞を決め、作曲と振り付けを仕上げていくスケジュール。予算をかけずに手作りで完成させることにしており、作曲は音楽愛好家の市職員が担当し、振り付けは専門家に依頼する。
 完成すれば、各学校や地域デイケアサロン、市民総体などの各イベントで取り入れてもらい、広めていく考え。介護福祉課の田中孝典課長は「子どもとおじいちゃん、おばあちゃんが世代を超えて一緒に体を動かし、地域がつながっていくきっかけになればうれしい。若いうちから、健康なときから介護予防に関心を持つことにもつながれば」と話している。