日高川町和佐出身の祖父を持つメキシコ人で日系三世の藤村 柏木 ビクトリアさん(26)=建設事務所勤務=が12日、祖父の故郷を訪れ、親戚と交流した。
ビクトリアさんの祖父柏木政友さんは戦前にアメリカ・ロサンゼルスに渡り、太平洋戦争時にメキシコに移り住み、モレロス州のテポストゥランで1983年8月に亡くなった。ビクトリアさんが生まれた時にはすでに亡くなっており、また家族もあまり故郷のことを知らなかったため、自分の家族のルーツとその場所の文化や伝統を知りたいと、メキシコの和歌山県人会を通じ、県の平成28年度メキシコ移住者子弟受け入れ事業で4日に来日した。
12日の和佐訪問では、政友さんの従兄和一さん(87)宅を訪れるとともに、かわべテニス公園のレストランで妻英子さん(82)と食事を楽しんだ。ビクトリアさんは自身が都市で生活していることもあり、「祖父の故郷は緑が多くて水もきれいでとてもすてきな場所。おじいちゃんの写真もたくさん見せてもらい、幸せな気持ちとセンチメンタルな気持ちでいっぱいです」と感動した様子だった。
今後、14日に県知事表敬訪問、15日に大学生との交流などを経て18日に帰国する。

