今月31日に開幕する御坊日高博覧会(おんぱく)のことしのイベント内容が、決まった。食べる、学ぶ、遊ぶの3つのテーマ別に御坊日高の魅力がぎっしりと詰まった40のプログラムを用意。ことし発足した高校生おんぱく部のメンバーが提供するプログラムも2つあるなど昨年よりパワーアップ。初日の31日にはオープニングイベントも企画しており、9月11日までの43日間、大いに盛り上がりそうだ。
 おんぱくは、地域住民が主役となってさまざまな体験等のプログラムを提供し、御坊日高の気づかなかった魅力、面白さに出会うきっかけにしようと、昨年日高地方の若者を中心に有志が集まって初開催し、大好評だった。行政に頼らない民間主導の地域活性化イベントとしても注目されている。
 ことしは昨年の32より8つ多い40プログラム。「食」では、『地引き網ととれとれ魚のバーベキュー』、『地酒「日高桜」オトナ飲み会』、『自分で作ろう早なれ寿司』など地元のおいしいものが味わえる内容。
 「学ぶ」では、『快眠マイスターと作ろうぴったり子供まくら』、陶芸体験『あなたも魯山人』、紀州材を使った『君は未来の大工さん』などさまざまなものづくりが体験できるイベントがいっぱい。
 「遊ぶ」は、『紀州鉄道ドリーム号発進』、『親子で楽しめるバリ島スタイルのろうけつ染め体験』、煙樹ケ浜で『みんなで描こう堤防大壁画プロジェクト』など盛りだくさん。
 高校生おんぱく部提供のプログラムは、8月14日に由良町白崎中学校を会場に夏祭りとリアル脱出ゲームをミックスした『真夏の学園祭~旧校舎からの脱出~』と、期間中毎日開催する御坊日高の駅や店舗を巡る宝探しの旅『THE・おんぱく・キャッシング』。いずれも若い感覚があふれ、子どもから年配者まで誰でも楽しめる。
 オープニングイベントは初日午前10時から日高川町の道成寺宝仏殿前で開催。オープニングのために作曲したファンファーレの生演奏に合わせて500個の風船を空に飛ばす計画。このあとイラストレーターと一緒に子どもたち、スタッフがおんぱくのロゴをライブペインティングし、完成品はJR御坊駅に飾る。当日の参加も広く呼びかけている。各プログラムの参加申し込みは7日からスタートしており、パンフレットやWebサイトで受け付けている。