美浜町三尾の大賀池で25日、ハスの花を楽しむ大賀ハス観蓮会が開かれ、約100人の来場者が美しいピンクの花を楽しんだ。
 昨年はハスの生育不良のため中止され、2年ぶりとなった観蓮会は心配された雨も時折降る程度で、予定通り午前8時から開催。イベントを主催する和歌山大賀ハス保存会の阪本尚生会長は「2年ぶりの観蓮会にようこそおいでくださいました」と歓迎し、ハスの状態などを説明したうえで「ここは和歌山県の大賀ハスの原点。今後も末永く守っていきたいのでご支援をお願いします」と開会あいさつを述べた。
 池は葉の広がりが半分程度と少し寂しい状態だったが、この日は13輪のハスが開花。大正琴、蓮の葉から茎を通して酒や茶を飲む象鼻杯、日本舞踊なども行われ、来場者を楽しませた。