第10回みやこ姫よさこい祭り(古久保恭一実行委員会委員長)が16日に御坊市野口の日高川ふれあい水辺公園せせらぎ広場で行われ、好天の下、親子連れら延べ1万5000人が来場した。メーンの演舞には県内外のよさこいや舞踊など過去最高の47チーム(よさこい44チーム)が出演。華麗かつパワフルな踊りで来場者を魅了し、節目の年の開催にふさわしい大にぎわいとなっていた。
 メーンステージは、全よさこいチームのメンバーらが一斉に踊る「総踊り」で幕開け。オリジナルの「みやこ姫よさこい音頭」や「YAPPA紀州」で熱気を爆発させた。引き続き開会式が行われ、古久保委員長が「セッティングから含めていい天気になったのは10回目にして初めて。皆さんの熱意が通じた。よさこいチームなどのパフォーマンスを見て、御坊の思い出を増やしてほしい」とあいさつ。10回連続出場の「楠見おどりっ子隊(和歌山市)」、「紀道(同)」、「ザ☆べんけいず(田辺市)」の3チームに感謝状も贈呈した。
 このあと、各チームが次々とステージに登場。地元御坊市のよさこいチーム「夢屋舞組」は洋風の新衣装でテンポよく息ぴったりの踊りを披露し、大きな拍手。他のチームでは男性ばかりで「一世風靡セピア」や「EXILE」のようなワイルドなパフォーマンスをみせた「烏天狗」、初出場で元気いっぱいの女子学生限定チーム「紀州よさこい部雛菊」などが会場を沸かせていた。地元舞踊チームでは「日舞清姫会」と「日舞清姫会御坊教室」が日ごろの練習の成果を発揮して華麗に舞った。御坊スポーツクラブ太極拳教室も好評となった。ことしも特設ステージとは別の場所で、各チームがパレード形式の演舞も行い、カメラマンがシャッターチャンスを狙っていた。
 会場には飲食やフリーマーケットのブースが多数出店され、大盛況。ゴミの分別ステーションも設けて、ゴミの減量化やリサイクルにも一役買った。フィナーレでは再び総踊りが行われ、もちまきもあった。