日高地方だけでなく、全国的にも注目されている御坊市長選がいよいよスタート。新人二階俊樹氏がいち早く出馬を表明し、進退が注目されていた現職柏木征夫氏が7選出馬を表明したのが3月9日。選挙戦が確定的となってから2カ月以上に及ぶ長い前哨戦も、振り返ればあっという間。告示から投開票までは7日間、時間はさらに短く感じるだろう。その間、両候補には街宣車や街頭演説、集会などで思う存分政策やまちの将来ビジョンを訴えてもらいたい。これほどの激戦、やはり政策論争で戦ってほしい。
先日、御坊青年会議所等が主催の公開討論会が開かれた。政策に決定的な違いはなく目立った争点はないが、考え方やそれぞれが示す具体的な施策には違いがあり、白熱する場面もあって一聴衆として楽しいというか有意義な時間を提供してもらった気分。有権者にとっても両氏の考えに触れるいい機会になっただろう。コーディネーターの方の進行も非常にスムーズで、討論会は成功だった。ただ、一つ気になったのは来場者数。入りきらないほどの聴衆であふれると勝手に予想していただけに、700人(主催者発表)は少し少ないように思う。
来場者数だけで関心が低いとは一概にいえないが、こんなものなのかと不安を感じたのも正直なところ。聞きたかったが忙しくて行けなかった人も多かろう。だからこそこの7日間、候補者にはできるだけ政策を訴える機会を多く持ってもらいたい。有権者はその声にしっかり耳を傾けてもらいたい。御坊のまちをつくるのは市民にほかならない。市長選史上まれにみる激戦を一つの機会に、政治や行政に少しでも関心を持ってもらいたい。(片)

