任期満了に伴う御坊市長選は15日に告示され、7選を目指す現職柏木征夫氏(75)=御坊市薗=と元代議士秘書で新人の二階俊樹氏(51)=御坊市島=が立候補(届け出順)。保守系同士のまちを二分するし烈な一騎打ちがスタートし、22日投開票まで7日間の舌戦が幕を開けた。出陣式では各候補者が力強く第一声を放ち、それぞれ掲げる政策や思いを訴えた。
柏木陣営の出陣式は島の選挙事務所で行い、支持者ら600人(主催者発表)が集まった。まず後援会の吉田擴会長が「柏木候補は、相手候補が出馬した際、この人には任せられないと出馬を決めました。もうひと頑張りします。皆さんのご支援を」、上西一永副会長は「相手は巨大な象ですが、我々は小さな虫。しかし一寸の虫にも五分の魂。力を合わせれば絶対に勝てます」、西本和明幹事長が「相手は人、物、金で我々を上回っていますが、私たちには皆さんの心がある。この絆で頑張りましょう」、向井孝行選対本部長が「昨日までは市政報告会を粛々と開いてきましたが、きょうからは戦いです。ふるさとのため頑張りましょう」と呼びかけた。来賓の神出政巳海南市長は「柏木候補は県、近畿の市長会長、全国の副会長を務めており、中央にも十分顔が利く。御坊市政は御坊市民で作りましょう」とエール。最後にマイクを握った柏木候補は「これまで巨大な権力に立ち向かってくれた皆さんに感謝します。安心して子を産み育て、年を重ねることができる笑顔いっぱいの御坊市を、しがらみのない健全で安定した御坊市政を次の時代に伝えるため、頑張ってまいります」と決意。全員のガンバローコールで気勢を上げた後、支持者に見送られながら街宣カーで出発した。
二階陣営は薗の選挙事務所で出陣式を行い、1500人が参集(主催者発表)。高垣太郎後援会長は「御坊刷新へ最後まで支援お願いします」と団結を求めた。多くの国会議員らも応援に駆け付け、林幹雄経産大臣は「彼ほど御坊を愛する人はいない。彼にやらせてみてください」と支持を訴えた。公明党の浮島とも子代議士、武部勤元自民党幹事長、鶴保庸介参議らも激励したあと、父の二階俊博総務会長が「東京で特別なことがない限り地元御坊に張り付いて、この勝負に全力を尽くす覚悟。皆さんとともに腕を組み、肩を組んで前進する御坊市をつくるため二階俊樹は頑張るので、力を貸してください」と呼びかけた。最後に二階候補が「御坊市が大好き。御坊市をもう一度元気なまちにしたいと立候補した」とあらためて決意を表明。「人口を増やすことに挑戦する。人口を増やさないことには税収が落ち、交付税収入も落ち、いまの御坊のように市民のちょっとした要望にも応えられない。いまの政策では御坊は変わらない。これからは行政が何かをするのではなく、市民一人一人がプレーヤー。主体性を持って行動してこそ御坊は変わる。御坊はそれができるコンパクトなまち。これからの1週間皆さんの力をいただきたい」と力強く思いを語った。

