15日の告示が目前に迫った注目の御坊市長選。現職柏木征夫氏(75)=御坊市薗=と新人二階俊樹氏(51)=御坊市島=の一騎打ちが濃厚で、激しい前哨戦を繰り広げている。本紙では、両立候補予定者がまちづくりの政策についてどのような考えを持っているのか、4項目でインタビューした。4回目の今回が最終回で、観光や雇用、人口増対策を含めた「地域活性化」。
 柏木氏
 総務省がこのほど発表した15歳未満の人口は前年より15万人減って過去最低を記録するなど、少子高齢化が全国的に進んでいる中、人口を増やすのは非常に難しいのが率直な意見です。この状況の中で、いかに人口減少をくい止めることができるのかに、自治体として挑戦していくことが基本と考えています。そのためには観光振興、雇用促進が重要です。なかでも交流人口増加やまちの魅力をPRする観光面では、寺内町の活用が必要。歴史的価値の高いまち並みを資源に誘客を図るには、おもてなし力を高めるための語り部の育成が第一歩で、すでに取り組んでいます。寺内町は近畿地方に15カ所前後ありますので、「寺内町サミット」を開催し、交流や連携を促進していくこともアイデアの一つ。地域間交流は町の活性化、そして防災強化にもつながると考えており、パートナーシップ協定を提携している徳島県阿南市をはじめさまざまな都市との交流を進めていきたい。雇用対策でみれば、御坊は昼の人口が夜に比べて113%と県内トップレベル。それだけ働く場があるということ。地元の企業を子どもや若者に知ってもらう機会を設け、御坊で働きたいと思える環境をつくりたい。
二階氏 
観光や雇用、人口増などの対策は、もはや御坊だけで考える問題ではありません。日高郡市でしっかり連携して取り組んでいきたい。その中で、観光面では、日高地方でトップの誘客数を誇る日高川町の道成寺が、いまよりもさらに人がくれば御坊市の観光客や観光収入も増加し、まちににぎわいがもたらされるでしょう。御坊市だ、日高川町だとこだわらない政策を、町村会などにも参加させていただき、話し合いを積み重ねたいと思います。また、「御博(おんぱく)」をはじめとする、やる気のある、活力のある事業を応援していきたい。雇用、人口増対策は御坊市にとっては待ったなしです。小中学校の児童数は、わたしたちが子どもだったころと比べて激減しています。人口増対策として、雇用の場を拡大することに全力を挙げたい。そして魅力あるまちへ、18歳までの医療費無料化、ことし中に公立小中学校への冷暖房整備、洋式トイレの一部整備など子どもを大切にする環境を整えることで「これ以上人口を減らさない」という決意を内外に示したい。地域活性化の主体は民間にありますが、行政として国や県、各種団体の補助金をいただき、応援していきたい。