印南町の阪和道印南SA上り線(大阪方面)で4、5日、施設の利用客らに地元の伝統的な食べ物や農水産物をPRするキャンペーンが行われた。
 県のわがまち元気プロジェクトに採択された印南町の地域活性化計画の一環で、ゴールデンウイークの白浜方面への行楽の帰り客を狙い、特産のミニトマト、シイタケ、エリンギのキノコ類、しょうゆ、ウツボ、サンマやサバのすしを販売。5日は焼きサバ、高野豆腐、ニンジン、シイタケといった野菜を煮込んだ「までごはん」(混ぜご飯)をアピールした。
 「までごはん」は冠婚葬祭や運動会といった大勢の人が集まるときに作られてきた伝統料理。白浜から帰る大阪の40代女性は「炊き込みじゃなく混ぜているんですか。和歌山らしく『で』ってところに味がありますね」と手にとっていた。