御坊日高地方でいま一番の関心事といえば、やはり御坊市長選である。15日の告示までいよいよあと8日に迫った。日高地方の中心地のリーダーを決める選挙は、ご存じの通り現職柏木征夫氏と新人二階俊樹氏の一騎打ちが濃厚で、保守分裂、まちを二分する激しい戦いになる。これまで支持母体が同じだったいわば同門での争いに、市民からも「どちらも応援したい」「どちらかに決めるのは難しい」との声がいまだに聞こえる。なかなか色を出しづらいのが正直なところのようで、両陣営も票を読みづらいのではないだろうか。過去の市長選にはない接戦になるとの見方が圧倒的に多く、注目度は非常に高い。
行政は市民のためにある。まちのリーダーを決めるのも市民である。選挙になった以上は勝敗をつけなければならない。まちの将来を誰に託すのか、候補者の意見にしっかり耳を傾けて判断してもらいたい。気がかりなのは投票率。4年目の前回の市長選は58・25%にとどまった。市民の4割以上が棄権しているのは寂しい限り。それだけ行政に関心がない表れでもある。市民に関心を持ってもらえる魅力あるまちづくりも御坊市の課題の一つであろう。
関心を高める点では我々地方新聞社に課せられた責任も大きい。各候補者はどのようなビジョンを持ち、実現のために何をするのか、市民のニーズにどのように応えるのかを読者に伝える、判断材料を提供するのが最も重要な使命である。市民の声を聞いていると、子育て対策や学校教育環境、若者定住対策、地域産業の活性化を求める声が多い。これらに対してどのような政策を打ち出すのか、紙面で伝えていきたい。(片)

