御坊少年少女合唱団の第36回定期演奏会は2日、御坊市民文化会館大ホールで開かれた。
 毎年春休みに開かれる、1年間の活動の集大成。小1から高3まで30人のメンバーが練習の成果を披露した。幕開けは「唱歌メドレー」で、「春の小川」「我は海の子」「もみじ」「冬景色」などよく知られた四季ごとの唱歌を次々に20曲ほどうたった。「鞠と殿様」では、ボールを手にして団員たちが楽しそうに遊ぶ様子からうたい始めるなど、アイデアを凝らした舞台になった。「みんなのステージ」では元団員や保護者らが加わり、総勢約50人が登場。春のムードいっぱいの「花のまわりで」、子どもたちが大好きな「となりのトトロ」で声を合わせた。プログラムの最後は「スタジオ・ジブリ曲」。
 「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」などに登場する曲を、振り付けも交えて楽しくステップを踏みながらうたった=写真=。合宿など皆で一丸となって練習を重ねた見事なハーモニーに、来場者は大きな拍手を送っていた。