去る27日にみなべ町や田辺市などで降雹(こうひょう)があり、梅の果実に傷がつくなど大きな被害が発生。被害面積は全体で1002㌶、被害額は8億459万円に上った。みなべ町は東吉田、埴田、晩稲、熊岡など768㌶で4億1087万円の被害。8割以上の果実が被害を受けた園地もあり、農家にとっては大きな痛手となった。
28日にJA、行政関係者らが現地に入って調査し、29日現在の状況をまとめた。
県農林水産総務課によると、雹が降ったのは午後6時半ごろから15分間程度。農家らの話によると直径3~5㍉ぐらいだったという。被害はみなべ町が最も多く、南部川左岸側のみなべインターチェンジ付近から南部梅林までが特に大きかったという。田辺市では221㌶、3億8263万円。白浜町では13㌶で1108万円の被害が確認された。梅は現在直径約1㌢程度の実を付けているが、今後、果実の成長に伴って傷が目立ってくる可能性もあり、商品価値が低下する。同課の担当者は「この時期は葉が大きく成長していないため、雹が直接果実に当たった。被害を受けた果実の割合も高く、広範囲に及んだ」と話している。
関係者らは「これだけ広範囲にわたる大きな降雹被害は10年ぶりぐらいではないか」と話している。

